¶ 01
起動トリガー早見表
「こう聞こえたら、このフレーム」というトリガーを覚えると、議論の場で即起動できる。
| こう聞こえたら | 起動するフレーム |
|---|---|
| 「品目数が多すぎて手が回らない」 | 80 対 20 法則 |
| 「打ち手が複数あって優先度に迷う」 | 感度分析 |
| 「複数案を多角的に評価したい」 | MECE 比較 |
| 「業界平均との差の理由が分からない」 | ギャップ分析 |
| 「結果から原因が見えない」 | プロセス・漏れ分析 |
│ 補足教材
意思決定のための分析道具箱
後正武『意思決定のための「分析の技術」』ベース。80/20・感度分析・MECE比較・ギャップ分析・プロセス漏れ分析の5フレームを、Ph.1/Ph.3/Ph.4を横断して使う。
─ ARTICLE COVER
基礎思考 / 補足教材
§I ─ POSITION
DXプロジェクト推進カリキュラムの補足教材(横串の道具箱)。データ分析・課題分解・TOBE評価のあらゆる場面で起動するフレーム集。
§II ─ TAKEAWAYS
5つの分析フレームを使い分けて、定量・定性両面から意思決定できる
起動トリガー(どの場面でどのフレームを使うか)を判断できる
「分析した気になっている」状態を脱して、示唆まで出せる
§III ─ EXCERPT
¶ 01
「こう聞こえたら、このフレーム」というトリガーを覚えると、議論の場で即起動できる。
| こう聞こえたら | 起動するフレーム |
|---|---|
| 「品目数が多すぎて手が回らない」 | 80 対 20 法則 |
| 「打ち手が複数あって優先度に迷う」 | 感度分析 |
| 「複数案を多角的に評価したい」 | MECE 比較 |
| 「業界平均との差の理由が分からない」 | ギャップ分析 |
| 「結果から原因が見えない」 | プロセス・漏れ分析 |
¶ 02
集中投資の対象を絞り、下位を整理する判断の根拠。INPUT:対象の一覧と指標。OUTPUT:上位2割/中位/下位の3ランク分けとシェア表。落とし穴:1軸(金額のみ)で切ると戦略品目を見落とす。「下位を全廃する」と即決しない(廃止後の影響を別評価)。
¶ 03
複数の打ち手を横並びで評価し、優先順位を決める。INPUT:打ち手候補(3〜5個)と改善対象・改善幅・難易度。OUTPUT:改善幅×インパクト×難易度の総括表。「インパクト÷難易度」でスコア化する。落とし穴:インパクトだけ見て難易度を無視する/改善幅を希望値で書く。
¶ 04
複数の選択肢を抜け漏れなく評価する。INPUT:比較対象一覧。OUTPUT:MECEな観点×対象のマトリクス。観点は「決めるために何を見るか?」を3回問うて出す。落とし穴:観点が偏る(価格と納期だけで選ぶ等)/MECE検証を飛ばして表を作り始める。
¶ 05
理想と現状の差を構造化する。業界平均・競合・自社目標との差を、要素分解して原因を特定する。例:粗利率が業界平均より5pt低い → 原材料費率の差/販管費率の差/値上げ転嫁率の差、に分解。
¶ 06
結果から原因が見えないとき、工程ごとの歩留まりを見る。例:受注→出荷→売上計上の各工程で件数を計測し、どこで漏れているかを特定。各工程の「漏れ率」と「漏れ理由」を併記する。
¶ 07
ギャップ分析の本領は、業界平均や先進企業との差を要因別にMECE分解して、「どこに打ち手を絞るか」を決めること。古典的な後正武『分析の技術』の450億円ギャップ分解では、自社(A社)と先進企業(B社)の利益差を5要因に分けた。
| 要因 | 寄与 | 打ち手 |
|---|---|---|
| 売上高の差(規模) | 150億 | ✗ 短期では変えられない |
| オーバーヘッド比率(組織) | 80億 | ○ |
| 売値の差(価格設定) | 120億 | ○ |
| 製造コストの差(工程) | 60億 | ○ |
| 管理費の差(間接) | 40億 | ○ |
¶ 08
上の分解の価値は、「規模の差は埋められない。だが他4要因(300億分)は打ち手がある」と意思決定できることにある。ギャップ分析せずに「業界平均と差がある」だけ見て施策を打つと、「規模拡大」のような実現困難な打ち手に時間を使ってしまう。MECE分解こそが捨てる判断を可能にする。
¶ 09
MECE比較で観点を設計するとき、最も多い失敗は「価格と納期だけ」で並べてしまうこと。価格は変動するが、品質は戻せない。サプライヤー比較なら、価格/品質/納期安定性/BCP/代替可能性の5観点でMECE設計するのが起点。「価格だけで決めて取引先が一社崩れた」は要件定義レベルの判断ミス。
¶ 10
「鳩がなぜ増えたか?」を結果から見ても分からない。だが、産卵→孵化→雛の生存→成鳥→産卵年齢到達、と工程を逐次に追って各段の率を見ると、どの段の率が上がったかが特定できる。業務でも同じ。受注→確認→引当→出荷→検収→請求→入金の各工程で件数(と滞留時間)を測ると、「どこで漏れているか/詰まっているか」が見える。
§∞ ─ DOWNLOAD
─ EXERCISE
Q1〜Q5の演習+90分実技テスト(マルミ製パン)。4×4ルーブリック付きで、自分の分析が「示唆まで出ているか」を採点できる。アジカ食品事例を使った各カード×実演習が組まれているので、研修の翌日から自業務に当てて試せる。
解説スライド
本編全コマ
チートシート
現場で使う早見表
演習問題
解答・採点付き
応用編/テスト
実技+ルーブリック
INCLUDED PDFS ─ 7本
§IV ─ RELATED