講座集 / LECTURESコンサル技術18

補足教材

見積もりのやり方

顧客が選べる状態を作る、明細・松竹梅・擦り合わせ

見積もりは「金額を出す作業」ではなく、顧客が選べる状態を作る作業。明細を20-100万円単位に砕き、松竹梅3案で選択権を渡し、擦り合わせて再見積もりするまでを反復手順として回す。

見積もりのやり方

─ ARTICLE COVER

コンサル技術補足教材

§I ─ POSITION

この講座の立ち位置

「プロジェクトスタート時のヒアリング」で揃えた ASIS / TOBE / GAP を、顧客が意思決定できる見積書に変換する講座。次工程の要件定義に、根拠のある明細として引き継ぐ。

§II ─ TAKEAWAYS

習得できるスキル

  1. 01

    明細を20-100万円単位に砕き、削減議論ができる粒度に揃えられる

  2. 02

    松竹梅3案を「顧客が予算で下げられる選択肢」として並べられる

  3. 03

    「一式」「インフラ一括」など議論の余地を奪う表現を排除できる

  4. 04

    提示後の擦り合わせ → 再見積もりを前提として組める

§III ─ EXCERPT

本編から抜粋

01

主問い — この明細、顧客は選べる?

一枚の合計金額だけを差し出されても、顧客は「高い」か「安い」しか言えない。選べる材料を渡せていない見積もりは、まだ見積もりではない。「この明細、顧客は選べる?」を自問できる状態を作るのが本講座のゴール。

02

明細は20-100万円単位に砕く

1明細あたり 20-100万円 が標準。10万円未満は誤差で議論に値しない。逆に200万円を超える明細は、顧客から見て「丸ごと残すか、丸ごと捨てるか」の二択になり、削減議論ができなくなる。砕き方そのものが、見積もりの質を決める。

明細サイズ状態顧客の動き
〜10万円誤差議論の対象にならない
20-100万円標準残すか削るか議論できる
200万円〜粗すぎ丸ごと判断するしかない

03

松竹梅は「価格を減らせる選択肢」を残すため

松竹梅は、売る側が松を選ばせるための営業テクニックではない。顧客が予算に合わせて価格を下げられるよう、選択権を渡すために並べる。発想の出発点が「売る側の都合」か「顧客の選択権」かで、見積もりの質はまったく変わる。

  • 松:理想形(GAPを全部埋める)
  • 竹:必須機能(優先度上位)
  • 梅:最小起動(フェーズ分け前提)

04

「一式」「インフラ一括」は議論の余地を奪う

「一式」「一括」「○○管理機能 まとめて」は出す側にとって便利だが、顧客からは中身が見えない。後から「これだけ削れますか?」の議論ができなくなる。

  • ✗ インフラ一括 1行 → 顧客は「インフラ全部」しか判断できない
  • ✓ クラウド / ライセンス / 監視 / サーバ を分割 → ライセンス年契約・監視内製化など現実的な削減案が議論に乗る

05

提示は「擦り合わせの起点」、決裁ではない

見積もりは出した瞬間に完成ではない。顧客の優先順位(予算優先 / 機能優先 / 期日優先)を引き出すための材料。提示後に「どこを削るか」「どこを優先するか」を聞き、再見積もりを前提として組む。

06

ヒアリングからの引き継ぎ条件

前講座「プロジェクトスタート時のヒアリング」で ASIS / TOBE / GAP が揃っていることが前提。GAPが揃っていないまま見積もりに入ると、明細の根拠が消える。3つ揃っているかをチェックしてから着手する。

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§∞ ─ DOWNLOAD

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─ EXERCISE

標準8ファイル構成(心得/スライド/チートシート/演習問題+解答/見積もり落とし穴パターン集/90分テスト+解答)。12明細・松竹梅3案の作成、内包見積もり・インフラ一括の落とし穴を演習で体験。

解説スライド

本編全コマ

チートシート

現場で使う早見表

演習問題

解答・採点付き

応用編/テスト

実技+ルーブリック

INCLUDED PDFS ─ 8

株式会社IPLoT | 現場の業務 × AI で、意志を実装する。