¶ 01
TOBEは「絵」で描く
TOBEは文章で書くと曖昧になる。ASISと同じロール×時系列フォーマットで、変わるステップに「変更」「新規」「廃止」のマークを付けて描く。これで現場・経営・ベンダーの3者が同じものを見て議論できる。
│ Ph.4 TOBE業務フロー設計
課題が解消された未来の業務を描く
Ph.3で特定した根本原因をもとに、課題が解消された業務フロー(TOBE)を具体的に描き、ソリューションとスコープを定義する実践教材。
─ ARTICLE COVER
コンサル技術 / Ph.4 TOBE業務フロー設計
§I ─ POSITION
Ph.4「TOBE業務フロー設計」。要件定義に入る前の「ゴール画像」を作るフェーズ。基本演習+応用演習で構成。
§II ─ TAKEAWAYS
ASISからTOBEへの差分を、業務フロー上のステップ単位で描ける
ソリューション(システム化/オペレーション変更/ルール変更)の組み合わせで解を作れる
スコープ(やる/やらない)を業務フロー上で線引きできる
§III ─ EXCERPT
¶ 01
TOBEは文章で書くと曖昧になる。ASISと同じロール×時系列フォーマットで、変わるステップに「変更」「新規」「廃止」のマークを付けて描く。これで現場・経営・ベンダーの3者が同じものを見て議論できる。
¶ 02
ソリューションは次の3層で考える。システムだけで解決しようとして失敗するパターンを避けるための型。
¶ 03
TOBEはASISと同じフォーマットに次のマークを足す。差分が一目で分かる。
| マーク | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| [新規] | ASISに無かったステップ | システムが自動で在庫照会する |
| [変更] | やることは同じだが手段が変わる | Excel手入力 → システム入力に変更 |
| [廃止] | ASISにあったが消すステップ | 係長の深夜FAX対応を廃止 |
| [統合] | 複数のステップを1つにまとめる | 確認1・2・3 → 自動チェック1つに統合 |
¶ 04
TOBEを描いた瞬間、何でもやりたくなる。スコープは「やる側」だけ決めてもダメで、「やらない側」を業務フロー上に明示する。やらない理由(コスト/合意難易度/優先度)も併記しておくと、Ph.6要件定義で「あれもやって」と言われたときに同じ議論を繰り返さずに済む。
¶ 05
「システム化が解」とは限らない。判断軸は次の4つ。
¶ 06
TOBE業務フローを描いた瞬間に発生する罠が「ロール境界(矢印が異なるレーンを跨ぐ箇所)」のリスク見落とし。ハンディ端末→システム取込/仕入先EDI→倉庫といった、媒体や所有者が変わる線分は、必ず別途リスク分析する。
¶ 07
「正常系」だけ描いた TOBE は、現場で必ず詰まる。最も影響の大きい境界1つについては、失敗時の代替フローを4要素で設計しておく。これで運用設計が「机上の空論」から「現場で動く」になる。
¶ 08
改良案A・案Bを比較するとき、「機能の好み」で議論すると合意できない。次の4問で機械的に並べると、判断軸が「境界リスクの比較」に揃う。
§∞ ─ DOWNLOAD
─ EXERCISE
基本演習はアジカ食品の発注業務、応用演習は商品マスタ整備、追加演習として「ロール境界のリスク分析」(出荷検品〜在庫反映の境界)専用問題を収録。TOBE設計から逆算してソリューション・スコープ・代替フローまで書けるかを採点。
解説スライド
本編全コマ
チートシート
現場で使う早見表
演習問題
解答・採点付き
応用編/テスト
実技+ルーブリック
INCLUDED PDFS ─ 7本
§IV ─ RELATED